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島田建設 ルポ・東京再興―進む「戦略的エリア」の創造

  最近オープンした六本木ヒルズが、大変な人気で連日来訪客フィーバーの様であるが、この本は、正に、この開発の為の、壮大な挑戦とドラマを活写した格好のガイドブック。悪戦苦闘しつつ築き上げたアークヒルズ開発のノウハウを駆使しながら、共同開発方式のアーバンニューディールを推進し、リーディング・ディベローパーとして飛躍する森ビルの躍進の歴史を織り交ぜながら、今日の東京再興のドラマを始める。  丸ビルを皮切りとした丸の内改造プロジェクト、汐留や品川の国鉄跡地の大改造プロジェクト等々を初めとして、現在、タワークレーンが立っている東京の都市開発プロジェクトを殆ど網羅し、東京大改造に矛先を鈍らされた幕張、横浜MM21,さいたま等の新都心開発等首都圏の改造計画に及んでおり、微に入り細に入った解説はさすがで、長年の記者としての膨大な調査の蓄積と日経の力を感じる。  開発に伴うマイナスイメージや暗部の記述は少ないが、開発に取り組む当事者や、森ビル、三菱、三井、住友等の不動産会社の開発戦略等面白い話題を盛り込みながら、現在日本の都市改造の姿や問題点など浮き彫りにしており、不況の真っ最中に、何故、2003年問題を抱えながらも、大型の東京再興プロジェクトが進行するのか、考えさせてくれる。   欧米では、収益還元法と時価会計でプロジェクトを評価し推進しているのであるが、その他にも、ノンリコースのプロジェクト・ファイナンス、PFI,不動産信託等による開発資金調達等々開発環境整備に考えるべき問題も多いと思うが、1年前に出版されたこの本、六本木や汐留や品川の大改造プロジェクトがほぼ全容を見せた今日こそ、もっと面白く読めるのではないかと思う。     ルポ・東京再興―進む「戦略的エリア」の創造 関連情報




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